こんにちは。仕事としては請け負っておりませんが、仕事の合間に自分の家族のネガフィルムをデジタル化してます。自分の幼少期のものですが、今でも像がしっかり残っているのが素敵です。100年以上続いた銀塩技術の凄さなのでしょうか。
銀塩のすばらしさは、保存性とその実績。色は褪せてしまうものの、きちんと管理された状況であれば像が完全に消えることは滅多にありません。ただ、アナログのままですと、使い勝手が悪く、閲覧も大変なのでバックアップの意味も含めてスキャンしてパソコン内に保存しています。
逆にUSBメモリー、SDカードなどのフラッシュメモリーは、閲覧もコピーも簡単です。しかしながら、記憶素子のフローティングゲートと呼ばれるものを充電することによってデータを記憶する技術なので、保持期間は有限です。小さくて大容量で高速書き込みができるため、広く使われていますが、現代技術では電子をずっと同じ場所にとどめておく事がとても難しく、時間の経過とともにデータが消えてしまいます。メーカーや同業者の方からの話によると、理論的には10年ほど持つ計算ですが、不運なケースでは2年ほどで消失してしまうようです。
折角撮った画像や動画を失わないためにも、しっかり別のメディアにバックアップを取りましょう。パソコンをお持ちの方はハードディスクにもコピーを残したり、DVD・ブルーレイへコピーするのも一つの手かと思います。ただしどのメディアも万全ではありません。2重・3重に管理する事により万一の事故に備えられます。DVD・ブルーレイへのコピーでお困りでしたら、ご遠慮なくお申し付けください。