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ハイエイト (Hi8) の取り出し

ハイエイト メカニズム

先日お送りいただいた ハイエイト ビデオカメラのメカ部分です。メカのみなので、正確な型番はわかりませんが、ソニーの物のようです。

ここまで分解されてますと、取り出し作業的に大変助かります(笑)ということで、いつも通り給電し、ローディングギアを回します。ところが、排出途中で異変に気付きました。

ハイエイト がキャプスタンに絡んだ状態

ハイエイトテープはすでに切断、片側がキャプスタンに巻き込まれていることが判明。キャプスタンの軸に巻き上がってしまっています。少し巻かれている程度であれば、テープを引っ張るだけで回復しますが、今回は結構ぎっしり巻かれてしまってます。

このままビデオテープを引っ張ると切れてしまうので、メカからキャプスタンユニットを一旦外しました。そしてテープではなくキャプスタンの軸側を回して、テープを緩めることにしました。具体的には、キャプスタン下のホイールを回します。

hi8-jammed-tape

ホイールを回すと、すんなりテープが緩みました。テープが軸から外れたところで一旦ケース内に巻き取り、いつも通りにイジェクトします。

hi8-manual-eject

イジェクト後、カセットハウジングを分解。切り口を整えて接合しなおします。作業で付着したメカの油や皮脂をふき取り作業完了です。

ハイエイトに限らず、ビデオカメラ内にテープが絡んでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

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